仕事は一旦寝かせる
小山龍介さんのインタビュー記事より。
また、仕事の質もスピードも上げるためには、「フロントローディング」という考え方が有効です。これは、「仕事の初期段階に負荷をかける」というもの。
(中略)
記事を執筆するのであれば、依頼を受けてすぐに項目を出したり構成を練ったりということをやっておく。その後は、しばらく寝かせてOKです。その間も不思議と頭のなかにそれらが残っているばかりか、ふといろいろなアイデアが出てくるものなのです。それらを書き留めておいて、最後の1週間は一気に仕上げる。
フロントローディングをしないのか、あるいはするのかによって、どんな違いが出るのか。それはアウトプットされたものの質です。前者はそれこそ「やっつけ仕事」。一方、後者の場合は寝かせている間に「熟成」されたものがきちんと出てくる。そのため、追い込みの時期の作業負荷は前者に比べて低く、スピードは早くなるという効果もあります。
引用元:微妙な “15分の空き時間” をどう使うかで仕事の生産性は決まる。 - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア
経験的にも、仕事を途中まで進めておいて、少し時間を空けてから、残りを仕上げると、上手くいくことが良くあります。
ビジネス書などで、ツァイガルニク効果の観点から「仕事は途中で切り上げろ」なんて言われることもありますが、単にそれだけというよりは、小山さんの書いているとおり、頭の中で「熟成される」という表現がしっくり来るように思います。
なお、「フロントローディング」自体は、設計業界(?)の用語のようですね。
違う業界からも、役に立つ考え方はどんどん取り入れていきたいものです。
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