診察室での蝶の羽ばたきは地域で竜巻を引き起こすか?

毒を以て毒を制すタイプの精神科医

生産性の向上を

最近、「生産性」というキーワードがよく目に付きます。

 フックになったのはこの記事。

gendai.ismedia.jp

 

国民のゆたかさの指標としては1人当たりGDP国内総生産)を使うのが一般的だ。日本はバブル経済の余勢をかって1990年代はベスト5の常連で、2000年にはルクセンブルクに次いで世界2位になったものの、そこからつるべ落としのように順位を下げていく。

2017年の日本の1人当たりGDPは世界25位で、アジアでもマカオ(3位)、シンガポール(9位)、香港(16位)に大きく水をあけられ、いまや韓国(29位)にも追い越されそうだ。

主要7カ国(英・米・仏・伊・独・加・日)では首位から6位に転落し、かつては世界の15%を占めていたGDPも30年間で6%に縮小した。訪日観光客が増えて喜んでいるが、これはアジアの庶民にとって日本が「安く手軽に旅行できる国」になったからだ。

(中略)

事実(ファクト)を見るならば、日本の労働生産性アメリカの3分の2しかない。OECD加盟国35カ国中20位、主要先進7カ国ではデータが所得可能な1970年以降、最下位がつづいている。

 

引用元:上記記事より

 

噂には聞いていたが、日本の現状を改めて突きつけられると、決して楽観視できない現状が見えてきます。

記事の中では、日本人は仕事嫌いなのに長時間労働を強いられる(=労働生産性が低い)のは、合理性が受け入れられないからとされていました。

これは、長時間労働を強いられている医師にとっても他人事ではありません。
(特に、こんな blog をこの時間に職場で書いている人間にとっては)

もっと合理性というものに着目して、感情論的な執着を削ぎ落としていかないと、いくら働いてもジリ貧になるだけということでしょう。

今まで、長時間労働=頑張っている、という完全に社畜根性でしたが、今後は労働生産性という観点から、仕事をいかに効率化できるか考えていきたいと思います。