診察室での蝶の羽ばたきは地域で竜巻を引き起こすか?

毒を以て毒を制すタイプの精神科医

自分と接する機会を増やす。

先日、自分を好きになるワークをやってみたばかりですが、そこからちょっと派生して考えてみました。

psychiatrist.hatenablog.com

 

自分を好きになる、というのは、言い換えると、自分が自分のファンになるということだと思います。

では、ファンとはどんな存在でしょうか。

例えば、ミュージシャンのファンは、そのミュージシャンの曲をたくさん聴くでしょうし、作家のファンは、その作家の書いた本をたくさん読むと思います。

逆に、もし、「**さんのファンだけど、**さんの曲をほとんど聴いたことがありません!」みたいな人がいたら、「えっ、それって、本当にファン……?」となってしまうのではないでしょうか。

以上を踏まえまして、では、「自分のファン」とはどういう状態か。

そのひとつは、自分の書いた物をよく読むということではないでしょうか。

現代人ですから、blog、SNS、何かしら発信している人が多いと思います。
例えば、他人の blog や Facebook の投稿を読む代わりに、自分の投稿をもう一度読み返すのです(Instagram の写真でもOKです)。
自分が大好きな訳ですから、当然、好きな小説を何度も読み返すように、日々、自分の発信を眺めてニヤけてみましょう。

読んでみて、「自分、良いこと書いてるな〜」となれば、もちろんそれで良し。
書いた後、頭の中から抜けてしまって、読み返すことで改めて思い出すということもあります。

もし、読んでみて、「何だこのつまらない投稿は!?」となったら、それはチャンスです。
そこで自分を下げずに、エフィカシーは保ったままで、「この私がこんなつまらない文章を書くはずがない。次の投稿は今までで一番面白いはずだ!」と考えましょう。

最初は自分(の投稿)が好きになれないかもしれませんが、単純接触効果というものもありますので、続けるだけでも、自分に対する愛情は徐々に高まって来ると思います。

単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。

ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則とも呼ばれる。対人関係については熟知性の原則と呼ばれる。

引用元:単純接触効果 - Wikipedia

 どんどん自分を好きになる仕掛けを、日々、取り入れていきましょう!

 

 

自分を好きになれば、人生はうまくいく

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